クリスタル・ボールを聴くと

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先ほどは、東方神起のファンになって良かったって話でしたが、もちろん、東方神起だけじゃなく、好きなミュージシャン全員「ファンで良かった」と思う瞬間があるんですよね。

それはもちろん、その音楽を聴いているとき…。

シャッフルiPodくんから流れてきた「クリスタル・ボール」…、何度も私の心を引き戻す曲なのです。

スティクスの曲で一番好きなのは「ブルー・カラー・マン」だとは思うけど、「クリスタル・ボール」は、また別の感覚で好きな曲。
うーんと、単純に好きとは言えないかな。
聴いていて、気分が良くなるばかりではないもの。

まだ、十代だった頃、先の見えない人生にただ怯えてるだけだった。
私には、夢も希望も、それらを持つ権利さえもないように思えた。
ただ同じ日々が過ぎていくだけだった。

根本的には変わらない、同じ日々だった。

その頃「クリスタル・ボール」を聴いていたけれど、たいして意味もわからなかった。
単純に美しい曲調が好きだったんだと思う。

でも、年をとるにつれて、だんだん、この曲の歌詞が頭の中にまわってくるようになった。
そして、いまだに先の見えない人生でうろうろして怯えている。

若かったころのひ弱さに引き戻される。
若かったころの繊細さに引き戻される。
若かったころの、あの突き抜けるような役にたたない情熱に引き戻される。

何も変わらない同じ日々が続き、何も変わらない自分がいる。

いや、変わっている。
先の見えない人生を突っ走ってきちゃったんだ、もう、後半戦まで…。

でも、やっぱり変わらない。
暗闇の中で手も足も出ない毎日。

私にクリスタル・ボールなんかあってもしょうがないと思うけど、この曲はずっと持っていたい。
先は見えないけど、それでも進んでいけるから。
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by jarakoroko | 2010-10-30 01:37 | 音楽