幸せな手

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写真はジュンスで内容とは関係ありません。

ジェジュンは手のきれいな女性が好きらしい。
だから何だってわけじゃないんだが、じっと手をみた。

手ってぇーのは、もろに生活や人生が出るもので、きれいにしようと思っても簡単にはできない。
紙を扱う仕事だったときは小さな傷だらけだったし、水分をとられてガサガサだった。
ストレスの多い仕事のときは、指先に痒みを伴う水泡ができ、それが手のひらまで広がっていった。
ストレスのせいらしいってのは、あとから人の話などを聞いてそう思っただけで、原因は不明のまま。
「妊娠したら使用しないでください」
と言われた塗り薬をつけて、良くなったり悪くなったり…。

香水屋だったときは、ありとあらゆる香りが手についてて、消毒用アルコールの臭いがいつもついてまわった。

もともとの手や指や爪の形もさして美しくはないけれど、荒れた手を見ると、まるで自分が不健康でだらしなく生きているかのような気分になって悲しくなる。

それでもママの手よりかはマシだった。
ママはよく私の手を「キレイね」と撫でては、「クリーム塗りなさいね」と言ってたわ。
ママの手はガサガサを通り越して、ガチガチでひび割れていた。
「ママもちゃんとクリーム塗らなきゃダメじゃない!」
なんて言ってたけど、家事をしてるとクリームを塗るタイミングが難しいのよね。
水仕事がなかなか切れないからなぁ。

結婚して子供がいる同級生の友達に会ったとき、久しぶりの挨拶もそこそこに、
「わぁ、髪も手も爪もきれ〜い!」
と友達は私の手をとった。
「別にきれいじゃないよぉ!」
と細かい傷や水泡の跡を見せたりしたけど、まるでママの手みたいにガチガチとした友達の手の感触を感じながら、そんな事言ってる自分が恥ずかしくなった。

私の手はまだまだお子ちゃまで、彼女はお母さんの手をしてる。

最近の私の手は、あかぎれや水泡はないにしても、かなり荒れ荒れな感じだ。
仕事や家事をしていると、寝る前にロクシタンのハンドクリームを塗るくらいしかできない。

ちょっと前までは、「きれいな手ね」って、お客様に撫でられたりしてたのになぁ。
今じゃ、ガサガサの手が触れたら申し訳ない気分になっちゃうわ。

そして、介護施設にいるママの手は、すっかりフワフワできれいになっている。
足のカカトもすっかりスベスベ。

何もしないときれいに再生されるんだなぁ。
何もすることがないんだもんなぁ。

考え出すときりがないし、ネガティブの迷宮に入ってしまうので考えないようにしてるけど…、

ま、ジェジュンに出会うことも、間違っても恋に落ちることはないから、私は私の荒れた手でいいやって思う。

この手が幸せを作りだしていくのだし…。
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by jarakoroko | 2011-01-25 19:40 | 日々のこと