お客様は神様ではないけど

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嫌な事があった時に人に話す人は、自分に注目を集めたい人で、そのために嘘をつくこともあるらしい。
正確には覚えてないけど、テレビでそんなこと言ってた。

うん、私はそういうタイプだろう。
自己顕示欲が強いのは子供のころから。
声が小さくて引っ込み思案だったのに、学芸会の舞台には立ちたかった。
今でもそうだ。
歌は下手で自信はないのに、ゴスペル隊でソロを歌ったりする。
人から気にかけてもらったり、励ましてもらったりするのが大好き。
そのために嘘はつかないかもしれないけど、ウケるために大げさに話してしまうことはある。
例えば「コケそうになった」より、「コケた」のほうがウケそうだったら、「コケた」って言っちゃいそう。

ま、そんなことはいいんだけど…。

今の仕事になって半年たちました。
毎日明るくお店に立ってはいるけど、かなり落ち込んだりするのだわ。
落ち込みの原因のほとんどは自分自身、力不足にあるから、自分を見失わないでいて、変化していくことが必要だと思う毎日。
毎日…、そうは思ってるんだけど…。

嫌な事があった時に人に話すタイプとはいえ、言えない事もたくさんある。
人に言うのは恥ずかしい話もあるし、自分の中で整理できないことや、直接関わってないとわかりにくい話、ピンポイント的に独自な落ち込みに入る時など。

しかし、誰にも言わないで我慢したり、絶対弱音を吐かない人もいるんだから、それに比べれば、私はかなり口の軽いほうね。

表現は変だけど、思いがけず人から励まされる事がある。
友達に愚痴ったり弱音を吐いたりして励まされるんじゃなく、意外な人から…。

それが、たとえばお客様だったりするの。
「あなたの笑顔見に来たのよ。」
「何でも経験よ!大丈夫よ、若いんだから!」
「も〜!優しいから買っちゃうわ!」
などなど言ってくれたりする。
多分、その人は軽い気持ちで、とくに励まそうと思ってるわけではないかもしれないし、誰にでもサービストークしちゃうのかもしれない。
でも、それがいちいち、まるでジェジュンの歌声のように心に染みちゃったりするんだよね。

ショッピングセンターで働く挨拶程度の人からも、
「もう慣れた?」
って声かけてもらって、え?私のこと知ってたんだ!ってビックリ。
それだけで、なんだかほんわか嬉しかった。
他のお店の人たちも、ちょくちょく声かけてくれる。
それは、挨拶程度プラスアルファなんだけど、あったかい気持ちになって、コミュニケーションとはこういう事か?って気づかせてくれるのだわ。

言葉って、こんなに軽く無責任に口から出てくるものなのに、それによって、真っ暗な世界に光が射したりするんだから不思議。

そして、友達や、思いがけない人たちが私を励ましてくれるように、私はまわりの人たちを励ますような言葉を発しているのかしら?
天然自己チュウで空気読めないヤツだから、とんでもない事言って、さらに崖っぷちに追い詰めてないかしらん?
心配だわー!自分…。

「店長!この子辞めさせちゃダメよ!お店の顔になるからね!笑顔がいいのよ。しかも笑ってなくても、笑ってるような顔ってのがいいのよね!」
と、先日、常連さんに言われて、うっかり涙が出そうになっちゃった。

学生時代、笑顔に品がないとか、バカっぽいと言われてコンプレックスだったのがウソみたいな好評価!

なにせ、自己評価が低いワタクシは、褒められても褒められても、
「いえいえ、とんでもない、私はうわべだけで、中味は嫌なヤツだし、怠け者なんですよ!」
と心の中でガンガン否定していて、褒めてくれる人を欺いてる気がしてたんだよね。

でも、人間って隠していても、意外と本性って見えてしまうもの。
私が考える私の欠点は欠点として、普通にご披露してしまったとしても、いつも笑顔で人あたりの良い私は私として、認めてあげてもいいのかな…なんて…。
ちょっと弱気だから思ったりもする。

人見知りで恥ずかしがりやの母が、失語症のまま、他人に囲まれた介護施設で、もう2年も過ごしている。
誕生日にスタッフさんたちからもらった寄せ書きには、「いつも笑顔の」「ニコニコしてる」「笑顔に癒されます」と笑顔笑顔のオンパレード。

あぁ、父もソトヅラが良かったし、これは親ゆずりなんだわ。
親からもらった貴重な財産なのかもね。

そして、たくさんの人たちの優しさや笑顔に触れて、日々生きていけるのも、私たちに与えられた財産かもしれない。

私に、じゃなくて、
私たちに!

うふん、私も与えられる人になるのだわ。
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by jarakoroko | 2011-09-29 12:32 | 日々のこと